平安鎌倉史紀行 (講談社文庫)



平安鎌倉史紀行 (講談社文庫)
平安鎌倉史紀行 (講談社文庫)

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旅また旅

 1994年に出た単行本の文庫化。
 『古代史紀行』につづくシリーズ第2作で、桓武天皇の時代から鎌倉幕府の滅亡までが扱われている。前作と同じく、鉄道、バス、タクシーなどを利用しながら、時代順に史蹟をめぐっていくというもの。旅行記と歴史書が一体になったような本である。特に、シリーズ順に読んでいく必要はないと思う。
 久々に宮脇氏の文章を読んだのだが、改めて、その良質さに気付かされた。淡々とした口調で、渋いユーモアがある。
 本書で訪れるのは、京都と鎌倉が中心。しかし、後三年の役や義経関係で東北を訪れたり、純友の乱に関係して瀬戸内の島をめぐったりもしている。交通の不便な土地に行くほど、筆が冴え渡るようだ。
 ファンの人にはおすすめ。ただ、歴史紀行を探していて本書にぶつかった人は、ちょっと考えた方がいいかも知れない。
旅行も歴史も楽しくなるかも・・・

著者が自ら鉄道等を利用して、平安鎌倉時代の歴史現象、史跡、人物を訪ねる。著者の心意気は、その時代に起こった出来事順に(年代順に)旅をしていることである。著者は前述したことにこだわっている。ですから、著書が2度・3度訪れている所もある。この本の内容は、「桓武天皇と渡来人」から始まり「鎌倉幕府滅亡」までである。

私は、この本に登場する「伊豆方面」を旅行することがよくある。次回から歴史の部分を見ていったら、もっと旅行が楽しくなるかなあと感じている。
そうです。「歴史」と「旅行」が合体した、しかも、筆者がこまめに足でかせいだ読み物である。
旅行する前に、ある部分だけを読んでもいいと思う。もちろん、一読を勧める。



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